火消し

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    今年も派手にやりました。日生名物の放水合戦。
    すでに説明不要のド根性対決です。


    フィナーレはなかよく色水がおやくそく。
    地元消防団の出初め式ということで、全員が消防団員です。
    実は去年、近所で火事があったのですが、あっというまに全町内から消防団の若い衆が駆けつけてくるのです。
    私服や仕事着、着の身着のままで車やバイクに乗り合わせたり、消防車にしがみついたり。
    火消しは何よりも最優先なのです。
    この町にこういうシステムがあるということを、その時に初めて知って感動しました。
    保育園、幼稚園から中学校まで一緒に育った同輩たちが、
    大人になっても人生のレンジの一部を町の一部になって貢献する。大事なことなのですね。
    ありがとうございます。
    ちなみに消防団の中に漁師はいません。
    沖の仕事場から火事に駆けつけるのは無理なのです。


    こちらでは正月のお雑煮は干したハゼでダシをとります。
    秋から年末にかけて、そのダシ用のハゼを家の前で釣るねえさんたちの姿をよく見かけました。
    これはその干しハゼを炭火で焼いたもの。
    干してあるうえに炭火でやんわり焼くので、骨まで香ばしく食べられます。
    寒い冬場にたまにビールを飲むととてもおいしく感じるのですが、
    この肴で旨さ倍増。この時期だけのごちそうです。
    みかけたらぜひお試しを!




    長船から宇宙へ!

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      むかしむかし、池田氏が岡山のお大名になったときに、
      岡山のあまりの寺の多さに、寺を減らすように命じたのだそうです。
      そのお触れにしたがい、そのころ鶴海にあった寺も廃寺になってしまいました。
      鶴見は地形が険しく米がつくれない。つまり年貢を出さなくてよかったので、
      その頃は裕福な村として寺が多かったのです。

      廃寺を惜しんだお坊さまは、お寺の観音さまを背負い東に向かって旅立ちます。
      しかし歩くにつれて、なぜか背中の観音さまはだんだん重くなり、
      お坊さまはあまりの重さに、今の日生のあたりでとうとうギブアップ・・・。
      観音さまを海に流してしまいます。
      後日、その観音さまは漁師の網にかかり、漁師は持ち帰って家に安置したのですが、
      夜な夜な夢の中に観音さまが現れては「帰りたい、帰りたい」と言うので、
      漁師はもとのお寺を探し出してお返ししたのだそうです。

      この昔話は尾ひれがついているにしても実話だそうで、
      今でもその観音さまは鶴見のどこかに安置されているそうです。
      こんな不思議な昔語りがまだまだ眠っていそうなミステリー備前。

      長老の昔語り会でもあれば面白そうなのに。


      話はちょっと変わって観音菩薩といえば、音を観ると書くその名のとおり、
      涅槃の際に最後まで機能する器官のひとつとされる耳にまつわる仏さまとも言われていますが、
      チベットには死後、よい転生ができるように死者の耳元でその道順を唱え教える神秘的なお経があります。
      それは古代の僧たちがヨーガの一種により自らの肉体すなわち宇宙にインナートリップし、
      死後の魂の行方と宇宙の秘密を持ち帰り、解き明かしたものなのです。

      ということでYUIMA YOGAのご紹介。
      ヨーガで長船から宇宙へアクセス!?
      いかがでしょう?






      県北雪遊び&B級グルメ旅

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        蒜山ベアバレースキー場(map)。
        蒜山方面のスキー場に行くのは初めてなのです。
        しかし、板は持っていかずに今日は子どもたちの日。
        キッズエリアに500円で入場すれば、エレベーター付きのソリ専用ゲレンデで滑り放題。
        ソリも無料なのでわざわざ持って行く必要はありません。
        ソリに飽きたらゲレンデを外れて雪だるまやかまくらづくり。


        蒜山ICから近く、施設もしっかり。日帰り雪遊びにはほどよい充実感です。


        蒜山といえばやっぱりコレ。蒜山やきそば。
        味噌味ソースに太い麺、かしわ(とり肉)が特長のB1グランプリ王者。
        おいしいのです。


        こちらもB級、美咲町名物のたまごかけごはん。
        300円でごはんと玉子のおかわり自由。
        ゲレンデ前のはらごしらえに。

        コレを目の前にド〜ンと出されたときは、
        一瞬キツネにつままれた気分でまわりを見回してしまいましたが、
        たしかにこういうことですね。
        玉子を割ってごはんにかけてかきまぜて。
        お味はご想像の通り。
        誰もが一度はお家で食べた玉子ごはんのあの味です。
        いい意味でも悪い意味でも裏切りません。

        ということで、県北雪遊び&B級グルメ旅のご紹介でした。
        ごちそうさまでした!




        大都会岡山?

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          空気が凍り付いてしまっているよう。 
          この寒い時期、港内ですごす渡り鳥たち。
          いったい何を食べているのかと思っていたら、
          潮が引いて浅くなった河口の浅瀬に潜り、どうやら藻をつついているようです。
          見ているだけで寒い寒い。

          吐く息も真っ白に走っていると、走っている人自体が珍しいこともあって、
          たいていの人が「おはようさん!」とか、「さむいの〜」とか、
          ときどきなぜか「がんばれ〜」とか声をかけてくれて、
          そのたびに軽く言葉を交わすことになるのですが、
          (知っている人がほとんどということもあり・・・)
          この、人同士のほどよい距離感が、朝からやっぱり心地よいのです。

          千葉の家の近所は公式のマラソンコースになっていたり、マラソンイベントも多いために、
          ちょっとしたランニングのメッカぽくなっていて、
          さらに近くにスノップ系ファミリーが好きそうなニュータウンもあったりで、
          走る人はみんなライバルなのかい?って思えてしまうこともしばしば。

          そういう意味ではいろんな競争ともあまり縁のない備前。
          人を出し抜くことで成り上がったりする都市風土の悪癖に影響されないように祈るばかりなのです。


          典型的な地方都市に見える岡山。
          こちらも凍てついてます。

          岡山支店はたくさんあっても、本社機能という点で言えば大都市には逆立ちしてもかないません。
          どうせかなわないのだから、岡山のいいところを伸ばしてほしい。
          岡山の前に、島国だからこそほんとうは古い物を大切にしたり、
          伝統を守りやすかったりできるはずなのです。
          それが岡山からはじまったら素敵なのになあ、と。
          大都会へと、お金へと、あまり欲張らないでほしいと思うのです。




          さてさて、おなじみオぷストのバケット。
          和食で言えば白いゴハン。
          基本中の基本です。
          焼きたてのバケットを食べたことはありますか?
          数分たって粗熱がとれたころ、ようやくパンの味がしてくるのですが、
          10時の開店にあわせて行けばきっと、イートインを利用してあたたかいバケットが食べられるかも。
          ほんとうにおいしいですよ〜
          パン好きのあなた。ぜひ一度おためしを!




          旅する白菜

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            このさい、浅草寺にも行っときましょうということで、
            元気になったついでにお参りしてきました。
            正月、江戸っ子としてははずせないこのお寺。
            もう1月も下旬になろうかというのに、まだまだおとそ気分なのです。
            ごぶさたしておりました。

            この頃はタイ人のツアーもあるようで、仲見世の雑踏の中、ときどタイ語が耳に入ってきます。
            信心深いタイ人ならではのオプションと言えましょう。
            おみくじも以前のような昔言葉の難解なものではなく、裏面が和英併記になり、
            あいかわらず末吉とかも容赦なく普通に出ます。
            これは江戸っ子がかっこつける気質ために、あえてわかりきった大吉を良しとせず、
            逆境からのスタートを良しとする気風によるものじゃないかと想像しているのですが。



            ろくでもないいんちき情報だって、電波に乗れば既成事実に。
            そんなことがひしひしとわかった原発事故。
            そんなメディアのリクエストによってこの高さになったそうです。
            原発の爆発は津波のせいではありません、地震によるものです。
            (地震が原因となってしまうと、再稼働や増設に不利だから津波のせいにしたいのです。)
            どんなに立派に見えても、きれいに見えても、マスコミの言うことをすべてを信じちゃいけません。

            食材が選べない。
            岡山を離れて、一時的にでも東日本に戻る人たちはみなそう思うのではないでしょうか?
            そういう我が家も長居するにつれて持って行った食材は底をつき、
            近所で安心と思えるものを選んでみても、それだけでは栄養が偏ってしまいそう。
            白菜だけが食べきれずに残り、往復1400キロの旅をして備前に帰ってきたのでした。


            ただいま、備前。




            東京タワー

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              東京タワーを見るたびに思い出してしまうのが、原発が核爆発したときのキノコ雲。
              建家の横に立つ排気塔の高さが120メートル。
              それから察すると画面をはみ出る噴煙は少なく見ても、
              ざっと東京タワーの倍の高さはあったでしょう。


              今で言えばスカイツリー以上の高さ。
              とんでもない高さにまで放射性物質が舞い上がって拡散したってことです。
              それが家からたったの200キロちょっとのところですもん。
              人によってその距離感覚はさまざまでしょうけど、我が家は無理でした。
              繰り返し流れる爆発映像を横目で見ながら、そそくさと荷物をまとめ、
              東名高速を西に向かったのでした。
              そういうわけで、今でも東京タワーの大きさを目の前に感じるたびに、
              あの時の爆発の大きさと規模を思い出してしまうのです。


              近所に(千葉の)国内最大級というショッピングモールができました。
              ディズニーランドのときでさえできなかった高速出口もできて、
              そのうち駅もできるらしく、日本の消費経済はもう、この道を行くしかないのかな?
              沖縄の離島に本土の資本が入りはじめたときも、
              開発会社の社長たちは「誰も損はしない」と言い切っていました。
              私はそれは大間違いだと思いました。あまりに狭義すぎるのです。
              そういうときに資本主義という、大昔に習った罠を思い出してしまうのです。
              都会に居続けたらわからなかったこと。
              大資本や官民一体の原発利権のようなもの。
              それらがどれだけ陳腐で豊かさや愛、思いやりとかけ離れたものなのか。
              カタチにならないもの。言葉や数値で言い表せないものの中にこそ、
              ほんとうに大切なものが潜んでいるということを、
              それを備前で今、学んでいるのかもしれません。


              やれやれ・・・家族がノロで全滅してしまいました・・・
              娘が拾ったウイルスらしいのですが、噂には聞いてましたが、大人がきついです。
              意外なのですが、アルコールなどの消毒液を使うよりも石けんと流水で30秒。
              コレがいちばん殺菌力があるのだそうです。
              まずは手洗いを徹底しましょうね!
              ということで、いまだ備前に帰れずにいるところでした。



              Abita(ドイツ語で生活という意味)
              ”福島の子どもたちが放射能のため、外で遊ぶことができない”





              ももたろう?

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                冬の色


                子どもへの読み聞かせもあって、ももたろうをあらためて読んでいると、
                ついつい鬼たちに同情してしまうのです。
                いくら昔話しとはいえ、金銀財宝を自宅にたんまり備蓄してるなんてロクなやつではあるまい。
                無垢な動物たちを物品で買収し、話し合いも前置きもなしにいきなり暴力って・・・
                没収したお宝はその後どうするんだろうか?
                子どもたちに突っ込まれたらどうしよう・・・
                ということで、ここは赤磐菊の峠、西の屋の鬼団子(map)。
                近くを通りかかるとつい立ち寄って買ってしまう、ほどよい一口サイズの団子は、
                白っぽいイメージのきびだんごに対抗してなのか、ダークなルックス。
                餡もしっかり、おいしいのです。


                今年も行ってきました、最上稲荷(map)。
                岡山屈指のパワースポットにして稲荷。
                稲荷にしてお経に線香。ストゥーパライクな門。
                関東人的には毎度違和感なチャンプル感とトンネルのような表参道にひしめく店々が、
                独特の雰囲気で何回行っても楽しいのです。

                今年も元気に暮らせますように。
                欲張りはしませんけど、いいこともそこそこありますように。




                新年おめでとうございます!

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                  新年おめでとうございます!
                  みなさんはどちらで年越しされましたか?

                  我が家は正月も盆も動く習慣がなく、テレビにも紅白にも興味がないので、
                  しっぽりと(だらだらと)好きな映画を見ながらの大晦日。
                  千葉にいるときは、東京湾に停泊中の船が一斉に霧笛を鳴らす音が午前0時を告げていましたが、
                  こちらではそういう演出もなく、いつもは夜中に出船する漁船たちのエンジン音もなく、
                  ただただ静かに、しめやかに新年に突入したのでした。

                  初日の出を浴びたあとは、地元の神社と近隣の神社に初詣。
                  こちらでの初詣もはやくも3回目になりました。
                  写真は赤穂御崎の伊和都比売神社(map)。
                  播磨灘に向かって開いた鳥居越しには、家島諸島や小豆島。
                  よく晴れた日には四国まで見渡せるとても気持ちのいい神社で、
                  海からもよく目立ち、漁師や船乗りたちが海上からお参りすることもあるそうです。
                  境内にはなぜか海を見渡せるカフェがあり、ほどよい散歩道もあります。

                  もともとはオオナムチ(出雲神社の祭神)、すなわち大国主が奉られていたそうで、
                  かつて国分寺(東京の)に住んでいたころ、近所の大国魂神社に初詣に行ってた時期があったこともあり、
                  なんだか御縁を感じてしまいました。


                  さてさて今年最初の、とりあえずの目標と言えば吉備路マラソン
                  800メートル、1500メートルのファミリーマラソンもあり、まだまだ参加者募集中!
                  軽〜い気持ちで一緒に走ってみませんか?

                  そうそう、こられぇおかやまの2014年度版の制作がぼちぼち始まりました。
                  編集やライティングの経験に関係なく、新たに情報や制作スタッフも募集していますので、
                  興味のある方はぜひぜひお知らせくださいね。





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